私の過払い請求体験記
しかし払わない消費者金融


さぁ、3社については取引き履歴は出たものの、
どこも中途半端なものです。

そこで私は、全ての取引き履歴を出して頂くべく、
消費者金融に電話してみる事にしました。

A社。
「会社の決まりで10年までしか出せない。」
この一点張り。
今は取引履歴の開示をしないのは違法だとして、
平成17年7月19日に最高裁の判断がされていて、
比較的、取引履歴の入手はしやすくなった様です。
でも私が過払い請求をしていた頃は、
まだ業者の態度は頑なでした。

そしてB社。
「これで全部のはずです。
古い取引きがあったという事なら、
契約書か何か、
取引きがあった事がわかるようなものを示してもらえませんか?」
だそうです。
証拠がないならトボケます、という事の様です。
が、
実は私には証拠があったのです♪

実は、その古い取引きは、
当事、母親にバレて、母親がお金を立て替えて払ったものなのです。
そして、母親は自らが立て替えた証拠に、
契約書と領収書の控えを保管していました。
さらにその時、母は

「私が返したのだから二度と本人に貸さないで頂戴!」
と、当事の支店長から
「二度と貸しません」との念書まで取っていました。
それを伝えると態度は一変し、
取引き履歴は即交付され、しかも本社から電話があり、
今後は本社で対応します、との事で、
何とその月のうちに過払い額プラス利息5%を併せた約80万円が、
私の口座に振り込まれたのでした!

そしてC社です。
こちらは、何をどう言っても
3年以上は出さない、の一点張り。
何を言ってもダメでした。

ここでE社・F社です。
B社から80万円が返ってきたので、
これで何とかしたいところでしたが、
2社の借入金の合計は150万円です。

あと70万円足りません。
が、実はG社・H社にも過払いがあります。
完済している取引きは、原則全て過払いになります。
この2社については、
G社が60万円、H社が30万円でした。
完済した消費者金融の過払い請求は難しいと言われていますが、
実は私には秘策があったのです。
内容は書きたかったのですが、
その秘策の情報提供者の方から、
絶対に公開しない、という約束で使わせて頂いた秘策なので、
残念ですが、公開できません。
どうしてもという方がいらっしゃいましたら、
個別にお教えする事を今後検討します。

そういうわけで、実は既にG・H両者からは
過払い金は回収済みだったのです。

併せて90万円。B社と併せて170万円。充分です。

そのお金を握り締め、C社・D社と交渉の末、
母からの肩代わりという事で、
一括示談という事で、利息を負けてもらい、元金だけにしてもらいました。

これで、ついに私の手元には20万円の現金が残ることとなったのです!
十何年ぶりに手にした、まとまった私自身のお金です。
つい、パーッと使ってしまいたくなる衝動を抑え、
母に今までのお礼とお詫びとして渡しました。

私の決断に、母は涙を流して喜んでくれました。

いい歳をして未だ負け犬の私に、
母の存在がこれ程大きく、ありがたいと感じたことはありません。
これからは親孝行をしなければ。
その時、私は本気で誓いました。

さぁ、これで残るはA・C・Dの3社です!
出来れば早く終わらせてスッキリしたい気分です。

古い取引履歴が出ていないのは不本意ですが、
10年分の開示をして来たA社については、
それだけでも既に過払いです。

この分だけでもすぐに払ってくれるなら和解してもいいかな。
そう思い、電話してみる事にしました。

しかし!
消費者金融の担当者から出た答えは・・・

「裁判して下さい。」

何ですか!?それは!?

「会社の方針として、弁護士からの請求か、
裁判を起こして頂かない限り、
過払いを返す、という制度はないのです。」

制度・・・ですか!?

過払いを返すには「制度」が必要らしいのです(笑)

妥協してやろうか、と思っていた私は、
このセリフで火が点きました。

途中開示の段階で約30万だった過払い金。
絶対、もっと一杯取り返してやるぅ〜〜〜〜〜っ!


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