私の過払い請求体験記
自転車操業時代


過払い請求をする前の私は、
はっきり言って、自転車漕いでました(笑)

正直、借金が一体いくらあるのか、
それすら、よくわかっていませんでした。
それどころか、後でよく考えてみると、
毎月の返済額がいくら必要なのかも
キッチリと把握できていなかった様です(汗)

皆さんはそこまでではないかも知れませんが、
多少なりとも似たような部分はあるのではないでしょうか?

毎月、給料が入ったら、
まずは我慢していた出費をまとめてします。

家賃や光熱費、友達に借りていたお金の支払い・・。

それが終われば消費者金融のATM巡りです。

毎月、必要な金額を入金して、
その場で枠一杯、引き出します。当たり前の様に(笑)

毎月遅れず返済しているのに、全然減りません。
当たり前です(爆笑)

そして、給料日前になると、
決まってお金が足りません。

そうした頃に

「枠が増えましたが、ご利用予定は?」

なんて電話が掛かってきます。

もちろん飛びつきます。どっちでもいい様な口ぶりで(笑)

そして、必要な金額は2万円なのに、
とりあえず、という事で10万円ほど借りておきます。

何が「とりあえず」なのかはよくわかりません。
とにかく当事は「とりあえず」と思っていました(笑)

そんなこんなで、やり繰りをしていましたが、
ボーナスが入るとある程度まとまった金額を入金したりして
何とかバランスを保って生活してきたんです。

それが途中でどうにもならなくなって来ました。
その辺りからは、かなり節約もする様になり、
毎月空いた枠を必ず引き出す、という習慣も直り、
次第に返済が進むようになって行きました。

やっぱり人間、切羽詰ると変わるものです。
さすがの私も「ヤバイ」と思ったのか、
年齢的に落ち着いてきたのか(苦笑)、
そろそろ本気で借金を片付けたくなったのです。

でも、魔物は時おり姿を見せるのです(汗)
年に数回は、我慢していた分が爆発します。
そして、数ヶ月掛けて減らした借金は、
わずか数日で元通りになるのです。

そうして十数年掛けて、
私の生活には、もはや借金は切り離せないほど、
借金があるのが当たり前になっていました。
破綻する直前にブレーキを掛ける事も覚えました。

今思うと、消費者金融の最高の上顧客だったのでしょうね(苦笑)


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